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今回は原島朗氏、鈴木啓之氏による講義でした!

2023年10月25日
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10月20日、東京海上ホールディングス㈱ 常勤顧問 原島 朗氏、東京海上日動火災㈱ 医療・福祉法人営業 鈴木 啓之氏に、原島氏が東京海上ブラジル支社の社長として会社を立て直されたときの経験を基にリーダー像についてご講義いただきました。
原島氏がブラジルに赴任した際の環境は、20名のリーダーしか経験がない状態から1500名の社員のトップに、現地語が全く理解できずブラジルの知識も経験もない、日本から来た新社長を信じていない、会社の実態、現場で起こっていることもわからず何が真実かわからない。このようなマイナスからのスタートでした。
まず3か月間の徹底した調査を経て、実質倒産している状態がわかります。その後2週間、物凄い恐怖感に襲われながら徹底的に悩み、もがいた末に原島氏は、1500人も社員がいたら可能性が無限なのだから皆を信じてその可能性を引き出すことがリーダーとしての役割なのだ、という答えを自分の中で一筋の光のように見出します。最近、私自身がアルバイト先の先輩から信頼され任されたと感じることも増え以前よりも格段にモチベーションが上がったと感じるのでその通りだと思いました。
ブラジルの再建にも現地で携わり、また日本帰国後にリーダーとして悩み苦しんだ鈴木氏ですが、失敗を重ねることで新たに成長できると述べました。失敗をしたときにそこで挫けるのではなく努力をし続けることが大事なのだと理解しました。
後半ではリーダー像について塾生と原島氏との間で意見交換がなされました。
「20人のチームを率いるのと1500人のチームを率いることの違いは何か」
この議論では、1500人もいると一つの意見に一致しても誰かの意見とは異なるかもしれないという意見が興味深く、それに加えて誰に対しても人当たりが良く敵を作らない人間であることも大事なのではと私は考えました。活発な意見交換で塾生にとってリーダーの役割はなにかという問題に対して思考を深められた回となりました。
 
文責:玉川 実理

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