本日は塾生によるグループ発表でした!
本日は、塾生による「成功企業の競争戦略ストーリー」というテーマでのグループ発表でした。今回は、2グループがそれぞれ1つの企業を取り上げ、その戦略ストーリーを紹介しました。
Aグループは、「旭山動物園」を取り上げました。旭山動物園の戦略ストーリーは、従来の「人」を中心に考えた図鑑を再現したような動物園ではなく、「動物」を中心にした「自然界」を再現する戦略です。また、プロモーション方法にも特徴があります。①過去の赤字経営から立て直したビジネスストーリーの存在②定期的な新施設の開園③園長のブランド化です。
③に関して、園長自ら様々なメディア取材や園長ブログをこなし、TOPが園の情報を積極的に発信しています。実際に他の動物園と収支を比較すると、施設費に割くコストは少なく飼育員なども含めた「人」に割くコストが多いそうです。
最後に、①外国人観光客への取り組み②動物園近隣の魅力を発信して来場者獲得に繋げる、ことの2点を今後に向けた提言としてまとめました。
Bグループは、食品配送などを手掛ける「オイシックス・ラ・大地株式会社」を取り上げました。
コアのビジネスモデルは、作る人(生産者)と食べる人(顧客)をつなぐ人、つまりサブスクリプションによる安定的な需要を生み出す役割です。そのため、食の流通改革者として、①安心安全への取り組み②生産者との取り組み③商品の取り組みというストーリーを持ちます。これら3つの提供価値で、「今後も継続したい」「新規に入会してみたい」というニーズを創出しています。
質疑応答の時間には、③商品の取り組みに関して塾生からの質問・コメントが多く出ました。「他社の食品配送サービスよりも、高価なのに手間がかかる点でターゲット層に矛盾があるのではないか?食品の配達に特化している点でニッチ分野の開拓を目指しているのか?」など。実際にサービスの利用経験のある塾生が疑問を投げかけその答えを議論する、インタラクティブの発表になりました。
文責:議事録隊 玉川優奈