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本日は塾生のプレゼンテーションでした!

2022年06月25日
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本日は、塾生による「社会問題への自説を持つ」という目的でのグループ発表でした。取り上げた社会問題は「三菱電機不正問題」で、長年に渡って検査不正などを行っていた当企業の問題について議論しました。

Aグループ:検査不正問題というコンプライアンス違反の真因とその対策案についての発表でした。まず不正の真因は「事業優先の組織」であることと、言いたいことを言わない/言えないという「心理的安全性の欠如」であると述べました。その対応策には、「人事ローテーション」「職務分離制度」「通報者自身の罪を減らす」「コンプライアンス研修の継続」などを提案しました。また、三菱電機と西岡塾の風土の違いを考察し、「心理的安全性の有無」に関わる「明確な行動指針の有無」が挙げられました。最後に、今後心理的安全性を体現するため、傾聴による受容や人間性を高めることを誓いました。

Bグループ:「コンプライアンスを越えろ!」というテーマで、他人事ではないコンプライアンス違反克服のためにできることを発表しました。三菱電機不正問題の真因は、「拠点中心主義」「本部拠点間・部門間の連携不足」「上司と部下の情報共有不足」「経営陣の“本気度”の欠如」だと述べ、対応策として「インテグリティを持つこと」を提案しました。インテグリティはコンプライアンスとは異なり、「自発的なルール」で「内面的な判断基準」を持ち「良いことをする」行動です。良きリーダーになるために、人に見られている時とみられていない時の行動に乖離がないことを念頭に、常にインテグリティを意識するべきだとまとめました。

Cグループ:三菱電機不正問題のメディアでの取り上げられ方とレピュテーションリスクについて言及しました。過去50年続いていた不正でしたが、ある時検査が行われ発覚したため、「今まで誰も気づかなかったことなのだから掘り出す必要がなかったのではないか」と西岡塾長と塾生で活発な議論が行われました。議論では、日本メーカーの誇りが転じて「傲り」として現れたのがこの事件だとし、今後は第三者を巻き込んでいくことで解決できるのではないかという結論に至りました。またレピュテーションリスクを回避するには、法令より倫理を重んじることが大切だとし、「謝罪会見の誠実さ」「隠蔽しないこと」「迅速な対応」によって信頼を回復に努めるべきだと発表しました。

Dグループ:ミドルマネジメントにフォーカスし、三菱電機の不正事件が起きないようミドルができることを考察し、事件を他責にせず自分事として捉えました。ミドルには、「ミドルの役割による忙しさ」「仕事丸投げの事実よる言ったもん負けの風潮」「上司だけが語る双方向コミュニケーションの欠如」というジレンマがあることを取り上げました。その解消にはマインドチェンジの必要性を説き、“革命家になれ!”と塾生に提言しました。具体的には、「全体観を踏まえたマネジメントの視点を持つこと」「クライアントの真のニーズの理解と不要なものを削る勇気」「報告やデータを鵜呑みにせず、ファクトを大切にすること」「井の中の蛙にならないよう、外部との接点を持つこと」を実践していくべきだと発表しました。

 

文責:議事録隊 玉川優奈

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