今回は、3名のベンチャー経営者による講義でした!
本日は、㈱ナハト安達社長、㈱NEXTスタッフサービス森社長、㈱ドットライン垣本社長にご講義頂きました。
初めにWEB総合広告代理店、㈱ナハトの安達社長が、仕事に対する6つのマインドについてお話しくださいました。
1つ目は、GIVE。これまでの一方通行のビジネスではなく、自社・クライアント・消費者の三者満足が達成されることが大切であること。2つ目は、MATE。自分一人ではできることは少ないため、共に働く仲間選びが重要であること、そのためには自分から好意を示して仲間を獲得していくことが大事である。3つ目は、「絶対の正解は存在しない」という精神、TRY。4つ目は、全体性が生む主体性を最も重視したIDENTITY。5つ目は、LOGIC。理由のない行動はしない、なぜ?を3回重ねる、行動と教育はセットで行うことが欠かせないこと。6つ目は、POSITIVEであり続けること。他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるという期待を持つことの大切さを学びました。
次に人材派遣会社、㈱NEXTスタッフサービスの森社長に、如何にしてベンチャー企業が大手企業との差別化を図るかについてお話しいただきました。
森氏は、働く人の心と懐を豊かにすることをモットーに、最もテクノロジーと数字に強い人材派遣会社を目指して、大手企業と同じマーケットで勝負しています。新規事業には戦略と推進力の双方が欠かせません。また、人間関係の満足度の中でしか良い仕事はできないと信じ、クライアントとの良好な人間関係の構築に努めました。キャッチ―な差別化を狙い、一度顧客が手に取ったら逃さないよう、スイッチングコストをいかに高めるかが重要だと語られました。
最後に、福祉業界の㈱ドットラインの垣本社長に、事業設立までの動機とビジネス設立の経緯をお話いただきました。
垣本氏は地域の「困った」を「ありがとう」に変えることを目指し、医療・看護・介護など福祉サービスをワンステップで受けられる仕組みを作りました。
幼い頃にヒーローや坂本龍馬に憧れ、世の中のためにできることやベンチャー企業設立でチャレンジしたいと思ったことがきっかけだと言います。その後、大企業のグループ会社に勤めたり、ボートレーサーを目指したり、多くの事業に携わりましたが、どの仕事をしても自分の満足感は得られないことに気づきました。そして身内に介護が必要な状況になり問題に直面したことをきっかけに、人が本当に苦しむ時に支えることができる福祉の道に進みました。
塾生は皆、起業に踏み切る勇気とその経緯に興味を持ち、活発な質問応答が行われる講義となりました。
文責:議事録隊 玉川優奈