今回は二宮清純氏による講義でした! | 講義、講演のTOPIX一覧| | 少数精鋭のビジネス研修なら西岡塾

サイトマップ

今回は二宮清純氏による講義でした!

2021年07月13日
sample

今回は、スポーツジャーナリスト 二宮清純氏による「勝つリーダー負けるリーダー」の講義でした。

冒頭では、現在のオリンピックの開催をめぐる問題から日本人が時に悪手となる点を分析され、日本ではルールを守る子がいい子、ルールは守るものという教育を受け続けて来た結果、日本人はルールに縛られすぎていることを指摘されました。そして、この先生きる上で必要な力は、まずルールに縛られている状態を打破する交渉力であると。そして、ルールは常に作る側と守る側が存在し、我々がルールを作る側に今後は立たなければならないこと、また、戦略的にルールを変えていくことの重要性を説かれ、講義冒頭から非常に感慨深く、刺激的なお言葉をいただきました。

次に二宮氏は、スポーツ界の名将がいかにして勝利に導いたか、いくつかを例に挙げ、その考え方や信念をいかにビジネスに取り入れるかを語られました。

まず、日本ラグビー名将エディー・ジョーンズの例では、全選手のモチベーションをキープするため、リザーブ選手を「補欠」ではなく「インパクトプレーヤー」と呼んでいたエピソードから、「言葉」の持つインパクト、そして「居場所・役割・出番」を選手全員に担保した"One Team"の考え方を紹介されました。

また日本プロサッカーの創始者である川淵氏の例では、リーダーとしてあるべき姿を学び取ることができました。リーダーとは「『パッション・ミッション・アクション』という三つの要素、そして先見力である『ビジョン』」を兼ね備えなければならないと。そして、冒頭におけるルールの話を深堀りされ、リーダーがまず取り掛かるべきは、「守るべきもの」と「変えるべきもの」の仕分けだと説明されました。このようなリーダーの視座が、良いフォロワーシップを生み出すのだと力説された際には、ビジネスとスポーツの新しく、かつ密接な連関性に驚かされるばかりでした。

そのような両者のリーダーシップの関係性には、塾生から多くの質問が飛び交い、終始盛り上がりを見せていました。組織における「リーダー」とはどうあるべきか、考えさせられる講義となりました。

文責:議事録隊 切石右京

Page Top