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今回は米倉誠一郎氏による講義でした!

2020年10月21日
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先日は、一橋大学名誉教授米倉誠一郎氏による講義でした。今回は「危機に未来を構想する」をテーマとし、イノベーションについてお話いただきました。
まず冒頭に、過去の日本において、明治維新や第2次世界大戦、オイルショックなど、日本が逆境からの復興を遂げたことから“逆境に強い日本”と定義し「危機におけるリーダーは仕事に意味を持ちそれを示すことが重要である」と仰り、現在のコロナ禍からどのようにして組織や人材が活性化できるのかについて、いくつかの定義を頂きました。その一つである多様性の重要性について以下に記します。
イノベーションが急進的になり、他国の生産性が日本を圧倒する危機的状況の中、アメリカの行動心理学実験の事例を挙げ「多様性の高い組織ほど、より多くより謙虚に注意深く事実を精査する」という結果から、自分と違う人間と働くことで、予定調和的なGroup Thinkから脱却しなければならないと説かれました。また、世界と比べ日本の若者の自己肯定感が低いという事実は、多様性の低さからくるであろう「尺度の狭さ」が原因の一つであると紹介し、知的とは単なる試験の成績がよい以外に、スポーツの能力やコミュニケーション能力など、多数の原因があるとご紹介いただきました。一定の尺度だけで評価をするのではなく、個々の強みを認めて伸ばす観点が、教育でも社会でも必要であると米倉氏は説明されました。また米倉氏は、創造性に関して明治維新期における秩禄処分と士族授産の創造性を例に挙げ、特に「明治維新は身分を資本にし、侍をアントレプレナーにさせた」という考えは、明治維新をイノベーションという視点から着目する点が非常に興味深く、また明治維新の日本人がこんなにも創造的であったことに驚きました。そうした優れたイノベーターがいたことは、我々を勇気づけてくれるとともに、そのようなイノベーションを、今度は我々が起こす番なのだと刺激を頂きました。これからのリーダーである塾生が多くを考えさせられた講義でした。

文責:議事録隊 切石右京

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