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今回は楠木氏による講義でした!

2020年09月16日
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今回は楠木氏による講義でした!

先日は一橋大学大学院ICS教授の楠木建氏による講義でした。

はじめに、ストーリーとしての競争戦略を創り上げるうえで、長期利益を出すことの重要性を説かれ、競争市場におけるそうした競争戦略は、「違い」をつくり、それをつなげることで因果論理を構築することなのだと説明されました。

講義の中盤では、優れた経営者の条件について語られました。まず、経営者はスキルではなくセンスが重要であり、そこに担当者のスキルが掛け合わさることで初めて商売の成果がでるのだと説かれました。

ではセンスがあるとはどういうことか、について下記6つの要素を紹介いただきました。

「①分析よりも綜合」で、会社全体を動かせるという意識を持っている真のジェネラリストになることで分業の枠を超え、

「②何をしないか」を決断できるすること、

「③思考志向が直列」になることで、競合会社との違いを消費者に理解してもらうには、その戦略の違いを「組み合わせ」ではなく「ストーリー順列」になっておりで表し、そこには時間の的な奥行きと広がりがあることを考慮するのだと主張されていました。そして

「④抽象と具体の往復運動」によってによって直面した問題の物事の本質をつかんでいる根底を探って解決へと導き、

「⑤インサイドアウト」の思考で、環境などの外的要因から「こうなる」ではなく、問題を自身の内部から要因を探り、そこから自分の中から「こうしよう」という視点をもって未来への意志を自発的に表明できるすること、

「⑦話が面白い」ことであり、決してプレゼンテーションスキルではなく、自分が一番面白がって話をしている魅力、という条件を提示されました。

私が一番印象に残っているのは、「②何をしないか」でした。例えば、北に行く際に、「北に行こう!」ではなく「南と西と東には行かない!」と考えることで、違いが生み出せると語られました。さらに楠木氏は「競走」と「競争」の違いを説明され、前者は金メダルを獲った一人のみが勝者であるのに対し、後者は一業界に複数の勝者が存在していると話され、世界を征服する必要などはなく、「あるもの」の追求より「ないもの」を選択する必要があると仰りました。

最後に楠木氏は、経営センスは先天的な物ではなく、後から磨けるものであり、そのためにはまず、センスのある人を観察することが大切だと説明されました。私も前衛的な考えを持つ経営者をよく観察し、センスを磨いていこうと思いました。

従来では発見できないような考えに塾生たちは引き込まれ、また質問が飛び交い終始熱い議論が展開され、ビジネスにおけるセンスをより一層磨ける機会となった講義でした。

文責:議事録隊 切石右京

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