柴田 誠史 | 受講後のレポート | ビジネス研修なら西岡塾

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第12期生 柴田 誠史

小城さんのお話は、日本人の特質、日本独自の帰属型組織の特徴、日本の文化からアプローチされ、決してそれ自体を否定することなく、そのあり方を認めた上で、古き日本企業における問題が発生する原因を追及されており、非常に面白い講義であった。

本講義からは、日本型組織において「強い組織作りのためにやるべきではないこと」、「良きリーダーになるためにやるべきではないこと」を学んだ。

●強い組織作りのためにやるべきではないこと
・ムラ意識(内向き志向)
・慣性・変化へ抵抗
・専制者への服従

●良きリーダーになるためにやるべきではないこと
・スルーパス状態でのスタッフ依存
・働かない-会議を仕切らない
・決めない-「なんとなく」、「白黒つけない」
・威張る
・顧客の都合よりも、会社の都合・上司の都合
・甘い評価
・当事者意識を持たない、評論家的思想
・リスクをとらない-20あるリスクのうち、3つリスクが消えたらGO(60%のリスクが消えたらGO)
・成功と失敗を判断しない
・悪い情報は隠す
・激しい議論をしない
・ミッションよりも社内調和
・視野狭窄

これまで、西岡塾では強い事業戦略ストーリーには「何をやらないか」が重要であるということを学んできた。事業戦略上の「何をやらないか」はポジショニングに関することであり、その言葉の持つ意味は全く異なるが、強い組織作り、良きリーダーになるためにも「何をやらないか」を明確にするのも重要だと思った。

私が働く会社は、社長そのものが理念を体現している大きな存在であり、大企業病に無縁のような気がするが、「専制者への服従」に関しては注意すべきと考えている。

社長が「こっちへ進め」と言えば、私達社員は同じ方向に進むことになる。そして、その方向にどう進むか具体的な方法を考えるのが私達である。その際、絶対的服従のスタンスで臨むと、社長の「こっちへ進め」は経営理念・ミッションドリヴンの指示にも関わらず、社長の顔色を窺った業務遂行に陥り、極めて内向きな志向にはまることになる。そうならないためには社長の「こっちへ進め」の意味を表面だけでとらえるのではなく、その背景・意義・目的の本質をしっかりと理解して進めることが大切なのだと考えている。

受講した講義

対象講義: 2013年8月2日(金)
     『  実践リーダーシップ-4 / 子会社でも良い、社長をやれ 』

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