グーグルAI碁 | 西岡郁夫コラム -日々のつぶやき-

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西岡郁夫コラム

グーグルAI碁

2016年03月02日
日々思う事

いま「どうなるのかな?」とワクワクと結果を注目しているイベントが有る。3月9日から世界囲碁の頂点と言われる韓国のイ・セドル九段と米グーグル傘下のAI開発ベンチャー「ディープマインド」(英国)が開発した「アルファ碁」の対局が行われるのだ。5回戦が行われ勝者は賞金100万ドル(約1億2900万円)を獲得する。李九段には対局料と一局ごとに勝利報酬もある。しかも対局は「ユーチューブ」で生中継されるのだ。

これまで囲碁はゲームとして奥が深すぎてコンピュータには最後の壁と言われ、プロ相手にはハンディキャップを4子ほど貰っていたが、今年の1月28日にアルファ碁がヨーロッパチャンピオンにハンディキャップ無しで5戦5勝して一躍脚光を浴びていたのだ。

これまで、チェスではコンピュータが人間を追い越し、将棋でも2012年に米長邦雄永世棋聖が富士通研開発のボンクラーズに敗れているが、囲碁は・盤面が広くて可能性のある着手の数が膨大で、着手の良し悪しに膨大な時間が掛かる上に、コンピュータには苦手な感覚的な要素が多いなどの理由でコンピュータがプロ棋士を破るのはまだまだ先のことと考えられていたのだ。

米長永世名人対ボンクラーズの対局を後日TVの特集で見たのだが、ボンクラーズが「過去のデータを分析して現在の局面で一番勝つ確率の高い手を探しだす」という作戦の裏をかいて、米長さんはプロなら打つはずはないという手を打ち続けて中盤まで優勢に進めた。ところが突然ボンクラーズが飛車を意味もなく左右へ動かすというボンクラな手を指したのを見て米長さんがムカッとして勝負に出、金を右上に動かした途端、ボンクラーズが俄然攻勢に出て一気に押し切ってしまった。コンピュータはあくまで無心、無欲、冷静沈着でムカッとしない。

さて、プロの棋士はコンピュータなど無視していればいいんじゃないかなー?

所詮はコンピュータじゃないか。「対戦などする必要はないよ」とも思う。

しかし、3月9日からの結果は気になる。局後並べ直してみよう。

 

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