永楽館歌舞伎 | 西岡郁夫コラム -日々のつぶやき-

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西岡郁夫コラム

永楽館歌舞伎

2015年11月16日
日々思う事
永楽館歌舞伎

兵庫県豊岡市出石町の永楽館歌舞伎に今年も行ってきた。片岡愛之助さんが1回目から今年の8回目まで、毎年一座を率いてやってくる永楽館は小さな、小さな(客席300席、回り舞台は人力)の芝居小屋である。小屋が小さいから役者と観客の距離が近い。距離が近いから心も近くなる。役者のちょっとした仕草にどっと笑いが起こる。反応があるから役者はもっと客を喜ばそうとする。江戸時代の歌舞伎座も当初はこんなだったろうなと思う。

芝居は勿論面白いが、「口上」も面白い。愛之助が「すみから、すみまで、ズズズイットウーー、オン願い申しあげ奉りまするー」、と型通り来たあと、「ところでみなさん、Good newsです。来年も呼んで頂けることになりましたー。中貝市長、ありがとうございまーす」と来る。観客は客席の中貝市長にパチパチパチだ。中村壱太郎さんなどは後ろに隠し持った出石町の土産の人形などを次々と取り出してサービス満点の口上。今の歌舞伎座では様式美を追い過ぎてきたのではないか?出し物が終了して鳴り止まない拍手に応じて愛之助、壱太郎、中村鴈次郎たちが舞台に勢揃いして挨拶。「歌舞伎にカーテンコールはないのですが、出て来ました」にまたまた拍手大喝采。

これは本当に楽しい講演であった。「よっ、松島屋ー!」。

http://www.izushi-tmo.com/eirakukan/kouen/index.html

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