「英語のことわざ」
Walls have ears.
(壁に耳あり)
日本でも「壁に耳あり障子に目あり」と云いますし、
英語でもFields have eyes, and woods have ears. と云う表現もあるようです。
周囲に誰も居ないと思っていても誰かが聞き耳を立てていたり、じっと見つめていたりするものですよ。密談というのはとにかく漏れやすいですから気を付けなさいという戒めです。そう言えばよく時代劇などでは密談の場面になると障子や襖を閉め切るでしょう。アレを見ていると「却って聞き耳をたて易いのになー?」と思うことがあります。
昔の家屋は床の下にも潜り込みやすかったからね。密談は隠れずに見晴らしのいい広い庭でした方が内容が漏れずに安全なのにね。そうか、密談をしている事実は見付かり易いか。
Variety is the spice of life.
(変化は人生のスパイス)
人生は変化があってこそ楽しいというお話。一方で、良い学校を出て良い会社に入って上から落ちてくる仕事をコツコツとし続けて安全な人生を成就するのも人生。他方、「蒔かぬ種は生えぬ」とばかりに新しい変化を求めて波瀾万丈にスパイシーな人生を楽しむのも人生。でも、安全と思えた生き方が安全なのは過去の幻想かもね。
Untimely spurring spills the steed.
(時ならぬ拍車は馬を台無しにする)
競馬でもジョッキーが勝負を焦って拍車のタイミングを狂わすと馬は実力が発揮できません。物事はタイミングが大切で事を急ぎすぎると却って有害だというたとえで、日本では「急いては事をし損じる」とか「急がば回れ」です。
この逆は「先んずれば人を制す」、英語では:
Take the lead, and you will win.
ですね。
The apple never falls far from the tree.
(リンゴの実は木の近くには落ちない)
木から落ちた実は結局親の木から遠いところには落ちないという意味で、「子供が親に似る」ことのたとえです。別の言い方では:
Like father, like son.という表現はそのものズバリです。
日本では「蛙の子は蛙」とか「瓜の蔓にナスはならぬ」とか「血は争えない」といいますね。
ところで、リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したというニュートンの話ですが、実はニュートンの時代には万有引力は「地球が全てのものを引っ張っている」という意味ですでに常識だったそうです。ニュートンが発見したのは、たとえば「地球の周りを回っている月が遠心力で地球から飛び去っていかないのは地球が月を引っ張る引力、つまり万有引力のせい、リンゴが落ちるのと同じだ」という事実、宇宙でも同じ原理が成立しているという事実だそうですね。知ってた?
Silence is golden.
(沈黙は金)
封建時代の生きるための知恵。意見の重要度はその内容では決まらず、発言者の身分で決まった時代には発言することにリスクはあってもメリットはなかった。だから専ら「沈黙を守ることが金」であったのだ。今は違う。発言の中身こそが問われる自由闊達な良い時代に我々は生きている。なのに数百年前の生活の知恵を守って「沈黙は金」を地で行く人が多いのはどういうことだろう。
勿体ないなー! だから西岡塾の憲法第2条は「雄弁は金、沈黙はクズ」だ。
